『おしっこもらスター』という児童書を買いました。
我が家の小学一年生男児は読書をあまりしません。
動画ばかりみて読書をしない現代っ子。
そのせいか読解力がそんなにないようで、国語や算数の文章題で
『問題の意味がわからない!』
と泣いています。
無理強いはできませんが、親としても読書をしてほしいんですよね…。
読書は楽しいし、読解力や語彙力、集中力、想像力も身についてくると思うのです。
そんな息子がはじめて一気に読んで大笑いした児童書。
それが『おしっこもらスター』です。
絵本以外の本をはじめて最後まで読んだのです。
『おしっこもらスター』はどんなおはなし?
授業中におしっこをもらしてしまた主人公のよしお。
公園で落ち込んでいると、ネコが言った
『そんなときは歌にするんだ』と。
しかたなく歌うと、聞いていたおじさんにお店で歌ってほしいと頼まれる。
よしおの歌はたくさんの人の心に響いて大人気に…。(あかね書房HPより)
小学生が学校でおしっこをもらしてしまったら超最悪!
恥ずかしいですよね。
クラスの嫌われ者になったらどうしようと、内心大事件だと思います。
ところが、主人公のよしおは嫌われ者ではなくスターになってしまう
『おしっこもらスター』
なんておもしろい設定でしょうか。
ミュージシャンの星野源さん、小学生の時におもらしをしてしまい、
暗黒時代に突入したというエピソードを聞いたことがあります。
自分がもらしていなくても、クラスの子がもらしてしまったとか。
誰にでも身に覚えがある事が題材になっています。
『おしっこもらスター』歌詞も最高♪
『おしっこもらスター』の書籍の帯についているキャッチコピー
はずかしいことも、歌にしちゃえば、立ち直れる!?
はずかしさをかくさず、失敗とむきあう男の子のお話。
よしおがネコの勧めで作った『おしっこもらスター』の曲、
歌詞が最高で、子どもの心をわしづかみでした。
息子はオリジナルのメロディーをつけて、1日中歌っていました。
キザでクールなネコのキャラも、ちょっとシュールなおじさんのキャラも面白いです。
多くを語りたいところですが、ぜひ手に取って読んでいただきたいです!
『おしっこもらスター』作者は田中六大さん
作者の田中六大(たなかろくだい)さんは漫画家・イラストレーターとしても
ご活躍されているそうです。
読み終えてから、漫画も描かれている方と知って妙に納得しました。
大きな教訓や説法のようなものは一切ありません。
そこがいいです。
子どもが大好きな『おしっこ』『おなら』『うんち』が登場するので
自称読書が苦手な息子も一気に読んで大喜びしたのだと思います。
※『おしっこ』『おなら』『うんち』が出てきても、
絶妙に下品な感じはないので、そこもオススメ!よき!
なんだか読んで元気になるし笑っちゃう、とってもおもしろい児童書でした。
小学校低学年の子ども達にぜひ読んでほしい~!